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雑誌「INVITATION」で連載されていたコラムを単行本化したものです。友達に借りて読んだ本ですが、購読の価値アリかと。

キャッチーなというか、俗っぽいタイトルではありますが、中身は結構骨太な内容だと思いました。著者が自分で会って食べて聞いて書いた、料理人の職人たる所以がいかんなくちりばめられています。
Amazonのレビューでは酷評されてますけどね。

行った事も無ければ、おいそれとは行けないような高級店のオーナーシェフがどういった経路でそこに辿り着いたかを知る事は、イメージだけが先攻しがちなフレンチやイタリアンのシェフ像を、もしかしたら一掃するかも知れません。僕は4回程グッと来て、出張中の新幹線の中でウルウルしてました。
背中で語る「職人」です。生き様が格好良いです。

美味しい物をを食べる時に作り手を知っていたら、美味しさにも+αが加わるのかもな、と思う次第です。






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アキハバラ@DEEP

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言わずと知れた石田衣良の作品なのですが、ちょっと前に出てたのを最近読みました。

石田衣良の作品を手に取ったのは『池袋ウエストゲートパーク』がTVドラマにもなって再放送も終わってからなので結構最近だったりします。小説でも漫画でも最近はめっきり「かしこまって重い」のは苦手でさらさらと読めるものにばかり触手が働いています。きっと自分のバランスを取るのに読む事を使っているのんだと思います。
といっても昼休みや通勤途中ぐらいしかその時間もないので、重いのは頭に入らないって事も大きな理由なんでしょうけれど。

「アキハバラ@DEEP」はA-BOY達がベンチャー起して画期的なサーチエンジンつくったのに大企業に盗られちゃうって事からのストーリー。
毎回思うのは、石田衣良は多分僕らが最も読み易い形でリアルなフィクションを描くのがとても上手。さらさらと淀み無く進む話しなのにベースはアンダーグラウンド。目の前の美しい世界を足下の水たまりの中から見るような視点に時としてグッときます。

久方振りに読み応えのある作品でした。
あと、ちょっと前に読んだ「シェ松尾物語」も良かった。というか美味しかった。

リアルとアンリアル、どちらも捨てがたい。




↓以前から参加してみているのですが、記事にリンクを載せるとクリックして頂けるものなのか。興味があるので貼ってみる事にしました。押して頂いても何がある訳でもありません。
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Favorite Books3

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「ポップ吉村の伝説」富樫ヨーコ著
先輩に強く勧められて読み、ぐっときた本。チューニングショップでありながら、HONDAを初めとするワークスチームを相手に数々のタイトルを獲って来たヨシムラの人生を綴っている本書からは、淡々と、しかし愛情に溢れた著者の気持ちが良く伝わってきます。一方で二輪のモータースポーツに興味が無い人が読んでもとても楽しめる本であり、ヨシムラとモリワキの関係とか、ポップの意味とか耳や目にした事はあっても知らなかった事実を知る事もできます。そして、職人の職人としての生き方、こだわりが痛い程描かれています。なんだか読んで強くなれる本だと思いました。





図書館

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僕の実家は図書館まで結構離れていて、あまり利用した記憶がない。
今住んでいる区は利用できる距離に2つも図書館がある。

さて、来年の頭に旅行に行こうという話になり、何処に行こうかと悩んでいるのだが
行った事の無い国に赴こうとする時、ネットで調べるよりもその手の雑誌を
ランダムにめくったり、旅行ガイドや紀行文なぞを見ているうちに行ってみたいという
気になったりするもの。
そこで図書館に行ってみようという事になった。

何十年ぶりに図書館に行ってみて驚いた。
まず、蔵書の種別が幅広くなっている。普通に雑誌が置いてある。
しかも最新号以外はちゃんと借りれる。
さらにその雑誌、音楽誌〓女性誌〓スポーツ専門誌、PC専門誌、アニメ雑誌だってある。
更に少しだが漫画もある。

次に、利用は利用カードのバーコードで管理されていて、
昔のようにいちいち名前を記述する必要もない。
このカード、区内の全ての図書館共通なので区内ならどの図書館でも使える。
一人で合計20冊までなら2週間使える。
蔵書はwebで検索できて、予約もできる。

最後に一番驚いたのは返却。
区内のどの図書館で借りた本でも、同じく区内図書館なら何処へでも返却できる。
図書館Aで借りた本を図書館Bで返却して良いという事だ。

うーん、なんだか確実に進化しているぞ、図書館。
へたなレンタルビデオ屋よりシステムとしては成熟している。

僕は普段、昼休みに本を読む習性があり、読むのが早い事が影響して
月の本代が結構かさんでいる。
本を買う行為自体が好きなので(本棚に並べる事も好き、ただのコレクション癖)
本を買わずに図書館で借りるのみってのは無理だけれど、
新しい作家開拓の機会としてはかなり"使える"という事が分かった。
さっそく10冊程借りたのでした。

ちなみに旅行先は今の所、アイルランドにしようかと。

Favorite Books2

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前にもここに書いた様にエッセイやノンフィクション物が著者の思考が分かって面白いと思っています。その点での逸品は宮崎駿氏の「風の帰る場所-ナウシカから千尋までの軌跡」です。
ロッキング・オンが約10年に渡って行った氏へのインタビューを単行本として纏めたもので映画を作りながら氏が考えていた事がリアルタイムに記載されていてその心境の変化と一貫した思想との兼ね合いがとても面白いです。映画でのみ語られた思想を本人の言葉を介して知ることはある意味では作品の本質を見る事とは違う触り方だと感じますし、逆に言えば受け手が自分の都合で解釈して「素敵」とか感じていた事は否定されるかもしれません。

好きも嫌いも含めて氏の映画は日本のアニメ史には数々の功績を残していますし、その後の世界への影響も多大なものを持たれていますので、そういった意味でも作家とは?と考える上ではとても貴重な本だとも思います。いわゆる自己回帰録では無い分リアルです。

アマゾン等のレビューではインタビュアーが良くないと言った声が結構あがっているようですが、個人的には其処は外して読んでも十分と思いますし、長い年月を掛けてこのインタビューを継続的に行い、発行に至った経緯については編集側への評価は消して低いとは思いません。

何にしても宮崎映画(特に初期)は何度も見る機会があり、その度に違った感じ方をしている自分がいるのでベースのスタンスとして「あり」だと思います。


「風の帰る場所-ナウシカから千尋までの軌跡」

Favorite Books1

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本、比較的よく読みます。漫画も好きですが。
最近はもっぱら通勤途中や昼食の時間に少しずつ読んでいますが昔は寝食忘れて一日中読みつづける事もありました。まぁ集中力と体力の低下が否めない所でしょうか。

基本的には昔からエッセイ物が好きです。フィクションとは違った著者のリアルな考え方や情景を知る事が単純に楽しいと思います。それ故に感性が合わないと感じた著者の本とはそれ以降縁遠くなってしまうのも事実ですが。

そんな中でも林望さんのエッセイは殆ど全て読んでいると思います。きっと出会いのタイミングがとても良かったからだと思っています。まだ学生の頃、ちょうど春休みを利用してイギリスへ長期旅行に行きました。初めての海外旅行だったのですが、今思えば無謀にも一人&バックパッカーで、行き先、宿ともに何も決めずにえいやっと行ってしまいました。その行きすがらの機上で読んだのが『イギリスは愉快だ』でした。著者のイギリスに対する温かな想いと様々の事柄への深い洞察、何より異文化の中での生活をポジティブに楽しもうとする思考にいたく感銘した覚えがあります。綺麗な田園風景とビートルズ生誕の地だという事だけで決めたイギリスにそれまで以上の期待を膨らましたのもこのエッセイを読んだからだと思います。

著者は様々な肩書きを持つ方なので、著書についてもエッセイのみならず多方面での展開をしています。中でも元々の生業である書誌学については、その学問自体僕は知らなかったのですが、普段の生活の中では既に知る機会も好くない日本文化の事柄にや書誌を通した生々しくも活発な日本人の感性を知る事が出来、読み物として面白いと思います。ただ古語(和語?)は僕には少し読みづらいです、正直。

また『イギリスは愉快だ』でも断片的に語られる著者のイギリスでのステイ先の宿主であるルーシー・M・ボストンは著名な児童書の作家でもあり、本を通して知る彼女の人柄に興味を覚え、代表作である『グリーン・ノウ物語』シリーズも全巻読みました。この本はファンタジーなのですが、同じ女流作家で同じジャンルでの大ヒットである「ハリー・ポッター」シリーズと比べて(こちらも好きで読んでいます)、いや比べる事は間違っていると思うのですが、人の本質に触れる、素敵な幼少の想い出を蘇らせるような秀作でした。児童書なのですが大人が読む事で違った楽しみ方の出来る物語です。

そういえば、学生の頃にやっていた作品掲載のサイトからのリンクを林望さんのサイトに張るためにお伺いを立てたら、わざわざ僕のサイトをご覧頂き、作品の感想を頂いたのも素敵な想い出です。

infoseek Rymbow Live!
リンボウアカデミー

Amazon:『イギリスは愉快だ』
Amazon:『グリーン・ノウ物語』シリーズ

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